2018年3月22日木曜日

ネット社会の心の闇と、動物虐待、アニマルポリスの必要性

事例1

「納得がいかない」2017年の12月12日に東京地裁で行われた動物虐待に関する男の裁判で、自身も愛猫家であり20歳の時から捨て猫のボランティアを行っている女優の杉本彩さんは怒りをにじませた。この動物愛護法の罪で裁判にかけられた男性は、猫13匹に熱湯をかける、ガスバーナーであぶるなどし、13匹の内、9匹をショック死させ、うち4匹にやけどを負わせた。
この男性は裁判の場で過去に猫に様々な理由で困らされたということを法廷では述べたが、その後、その様子をネットの動画に投稿しており、それを喜ぶ視聴者もいたという。
このような残酷な行為にもかかわらず、男性には執行猶予がつき、実刑にとわれることはなかった。

事例2

日本ではないがイギリスで2017年、7月、当時16歳だった少年二人がウサギを虐待死させたという事件が起こった。彼らはウサギを連れ出し、その後野球バットを持って追い回したうえ、地面に叩きつける、蹴るなどをし、その後、キッチンバサミや串で刺した後、火をつけて道路脇に放置する残酷な行為に及んだ。検死ではウサギは耳もちぎれ、後ろ脚は骨折、体毛も焼け焦げていた。
少年達はその様子を写真撮影し、自身のプロフィール写真に使ったりしていた。
この少年達に関する判決も未成年であるということから150ポンド、日本円にして2万2千円の罰金と裁判の費用3000円、そして今後2年のペット飼育禁止例というような甘い判決が下った。

このように動物虐待を増長させる要因の一つとしてネット社会の歪んだ自己顕示欲というものが見え隠れしているように思えます。もちろん法律を改正し罪を重くすること、ペットに関する認識を変えたり、有益な情報を提供すること(動物がショップで売り買いされる一方、飼育を放棄され里親や保護施設で預かられている動物がいること、そこから譲り受けることの必要性)等を伝えることも大切ですが、このような動物に関する虐待が増長されやすくなった世の中である以上、もっと具体的なアクションを起こし動物保護を根付かせていくことも必要でしょう。
その例として先の裁判で実刑を訴えた杉本彩さんの働きかけにより、兵庫県に平成26年1月6日に全国初の動物虐待通報窓口、アニマルホットラインが開設されました。
また、杉本彩さんは欧米ではすでに社会的に浸透している動物虐待などを取り締まるアニマルポリスの必要性を訴え署名活動も行っています。

参考
http://www.sankei.com/affairs/news/171229/afr1712290002-n1.html
http://www.pet-home.jp/small/
http://japan.techinsight.jp/2018/03/ellis15550311.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018022701001907.html

虐待をネットで閲覧する時代で考えること by KH[S](CW)

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