2018年5月3日木曜日

人間に良い物が必ずしも動物にも同様であるとは限らない

アロマテラピーは西洋発祥とされる香りで心身のリラックス効果などを得る自然療法です。
アロマは、精油と呼ばれる植物の濃縮された成分の香りを嗅ぐ、もしくはデュフューザーという部屋にミスト状にして広げたりする方法で使用します。
そんな人間には良い効果を発揮するアロマテラピーですが、近年、一部の動物には逆に危険である側面があることが判明しています。


猫、フェレット、鳥を飼っている人

アロマテラピーの成分が全ての動物に有毒であるかは、まだはっきりしないのですが、現段階でアロマによって危険性がある動物は上記が知られています。
なぜアロマがこれらの動物に危険であるかと言えば、誤って飲んでしまうことは動物同様人間にも大変危険なのはもちろん、猫やフェレットは本来、完全な肉食動物であり植物性の成分を分解する機能が他の生き物に比べてできにくいということが挙げられます。
例えば猫の肝臓には解毒作用のあるグルクロン酸抱合という機能がないので、アロマの精油の成分の一部が肝臓で分解されず蓄積されてしまうとされています。
このような理由で肝機能に問題が出てしまう恐れがあるのです。
また、フェレットもアロマによる体の悪影響がでやすいとされています。
また、肉食動物でなくても鳥などにも危険性があり、落鳥事故、衰弱(後遺症あり)、中毒、呼吸不全などの症状を起こすとされ死亡するケースもあります。

犬の場合

犬は人同様、雑食動物であることから猫などの肉食動物よりは植物の精油に対しても強いとされています。
実際、犬の対してはアロマを使うことで攻撃性を抑え無駄吠えを減らす、関節痛や咳を鎮める、食欲亢進、リラックスなどの良い効果もあるとされています。
しかし、アロマを舐めることによる事故もそうですが、香り成分が鼻の受容体に作用することで心地良くなる一方、人間でいうならば麻薬のような中毒症状になる可能性も否定できないとされています。
アロマは動物にはストレスや有害になることもある

例えばアロマの香りには柑橘類などが多く使われますが、猫にとってはとても嫌な臭いであるとされ、かなりのストレスを与えている可能性もあります。
他には嗅覚の良い犬にはアロマの刺激が強すぎることもあるでしょう。
また、鳥などの場合は呼吸がうまくできないなどの理由で命を落とすこともあるのです。
ペットを飼っている人はできればこれらの使用は控えた方がよいですが、アロマが暮らしの一部になっていればそうはいかないこともあるでしょう。
その場合は換気をしっかりする、鳥などの場合ケージや鳥のいるところでアロマを使用しない、香りを服につけないなどの対策が必要です。
また猫や犬にも香りが知らずに多大なストレスになっていることもあるでしょう。
ハムスターやうさぎなどの小動物に関しても報告はあまり見られないものの、小さな体ですからなんらかの影響を及ぼす可能性があるでしょう。
人にとっては有益でも動物にとっては、必ずしもそうでないこともあるということを一度考える必要があるのではないでしょうか。

参考
https://news.mynavi.jp/article/20131129-a186/
https://mofmo.jp/article/3380

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動物は家族だが人と同じではない リラックスに役立つアロマの香りの危険性 by
スペクトル

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